白紙の上
最近顔が変わりました。
整形したわけでも
化粧を変えたわけでもなく
何故か顔が変わりました。
顔が変わる前に
生活も、自分の考えも、いろいろなことが変わりました。
こういったひとの枠があったら
その枠のなかで
なかの色とか柄とかだけが
かわるとおもってました。
でもその枠の形が、枠をつくる線が
歪んできて
ちがうかたちになっていました。
でもかわったらかわったで
きっとその枠のかたちと中の色と柄とかが
しっくりくるんだとおもいます。
枠からかわって中身がかわることもあれば
中身から変わって枠がかわることもある。
誰かが勝手に変えてしまうこともある。
でも結局自分が自分であるという事実だけは
残酷にも変わらない。
結局、白紙のうえに枠となかの色と柄が書かれていることだけは
どうしようもないことなんですね。
最近みんな君はこういう人間だとか
私は僕はこういう人間だからとか
主張したがるし
就活とかなんかいろいろなところでそれが求められてるけれども
所詮常に変わりうる絵にすぎないのだから
ただ自分は自分ですってだけで充分な気がしています。
ただ自分のことを一目見てもらえるだけで
何かを感じさせるような
そういった雰囲気を
持てていれば充分かなあと
思い続けています。