19921218

考えていることをつらつら書きます。

恋するナイフ

高校二年生に始めて付き合った彼氏と別れてから


約五年がたちました


それ以来

まともに彼氏ができたことがありません


デートに誘われないわけじゃない

好きな人だってできる

まわりに男がいないわけじゃなくて

むしろ、まわりには男のほうが

多いくらい





私は自分を隠すことが

一番の苦手で

鞘のない

剥き出しのナイフが歩いてるような

そんな感じです


きっと見るひとから見たら

ただのオモチャのナイフでしか

ないのだろうけれど


オモチャの中では

多分殺傷能力が高めです


血を出してまで

ナイフに抱きつこうとする

そんなひと

そりゃいないですよね


ナイフでは切ることのできない

空気だとか水だとか

自分をくるんでくれそうな

そんなものが

ほしいんです


自分のために血を流す

そんな姿をみて

私は笑ってしまうから

それを面白がってしまうから


いっそ切れないものに

ぶつかって

それにそのまま

包まれたい


同じ刃物みたいなひとを

好きになることが

多いけれども

刃物同士でぶつかってても

なりひびくのは

キンキンという

痛痛しい

音ばかりで

さいごには

どっちも刃こぼれして

おわるんだなって


血を流さずに

私をくるんでくれる

サムシングを

探しています